うどんといえば讃岐を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は福岡も「うどん県」と呼ばれるほどのうどん文化が根付いた地域。福岡のうどんは、讃岐うどんのようなコシの強さとは正反対の「やわうどん」が特徴。ふんわりやわらかく、出汁の効いたスープと絶妙に絡み合うその味わいは、一度食べたら忘れられません。
この記事では、地元民にも観光客にも愛される福岡市内の絶品うどん店5選を厳選してご紹介します。各店舗の特色や看板メニュー、アクセス情報も合わせてチェックしてみてください。
1. 牧のうどん(博多バスターミナル店)
福岡のうどんを語るなら、まずはここ!
福岡うどんの代名詞ともいえるのが「牧のうどん」。創業から地元民に愛され続け、県内各地に店舗を展開しています。中でも博多バスターミナル店は、観光客にも便利な立地で常に賑わっています。
ここのうどんの最大の特徴は、時間が経つほどスープを吸ってどんどん増える麺。注文時には「やわ・普通・かた」の茹で加減を選べますが、やはりここは“やわ”を体験したいところ。
おすすめメニュー:肉うどん+かしわごはん
牛肉の甘辛煮と出汁のバランスが絶妙。サイドのかしわごはん(鶏の炊き込みご飯)も外せません。

- 住所:福岡市博多区博多駅中央街2-1 博多バスターミナル B1F
- アクセス:博多駅直結
- 営業時間:10:00〜22:00(年中無休)
2. うどん平(たいら)|博多区祇園町
知る人ぞ知る、行列の名店
「うどん平」は、地元で根強い人気を誇る老舗うどん店。ランチタイムには行列ができることもしばしばですが、その待ち時間も納得の味。
ここの麺は、やわらかいながらも独特のモチモチ感が魅力。自家製の平打ち麺が優しい出汁と絡み合い、ほっとする味わいを届けてくれます。
おすすめメニュー:ごぼう天うどん
揚げたてのごぼう天はサクサクで、スープに染みるとまた格別。初めての方はまずこれを。

- 住所:福岡県福岡市博多区住吉5丁目10−7
- アクセス:西鉄バス駅住吉バス停から徒歩5分
- 営業時間:11:00〜15:00(日・祝休)
3. 因幡うどん(天神店)
創業70年以上!老舗の味を天神で
福岡うどん界のもう一つの雄が「因幡うどん」。その本店にあたる天神店は、西鉄福岡駅からもほど近く、ショッピングの合間に立ち寄るにも最適なロケーションです。
ここの魅力はなんといっても、鰹と昆布の出汁が香る上品なスープと、ふわふわのやわらか麺。老若男女に愛される、優しい味わいです。
おすすめメニュー:丸天うどん
魚のすり身を使った「丸天(まるてん)」は、福岡ならではのトッピング。ふんわりジューシーな天ぷらと出汁の相性は抜群。

- 住所:福岡市中央区渡辺通2-3-1
- アクセス:西鉄大牟田線薬院駅 徒歩5分
:福岡市営地下鉄渡辺通駅 徒歩5分 - 営業時間:年始除き無休
4. 大地のうどん(福岡本店)|早良区
見た目にもインパクト大のうどん
「大地のうどん」は、うどん通からも高い評価を得ている話題の店。透明感のある細麺が特徴で、もちもちとした弾力も兼ね備えています。
一番人気は、巨大なごぼう天がそびえ立つビジュアル系うどん。サクサク感を楽しみつつ、出汁に溶け込む変化も楽しい一杯です。
おすすめメニュー:ごぼう天うどん
インスタ映え間違いなしの見た目に、見た目以上のうまさ。遠方からの来店者も多い名物メニュー。

- 住所:福岡県福岡市西区上山門2-1-18
- アクセス:地下鉄「賀茂駅」から車で5分
- 営業時間:月・火・木・金10:30〜15:30(水曜休)
:土17:00~21:00
:日10:30~16:00 17:00~21:00
5. 立ち喰い牧のうどん(福岡空港店)
旅の始まりと終わりに食べたい福岡の味
福岡空港内にある「立ち喰い牧のうどん」は、旅の合間にサクッと福岡名物を楽しめる絶好のスポット。カウンターのみのスタイルで、サラリーマンや観光客に大人気です。
麺はもちろん例の“増えるうどん”。短時間で提供されるので、搭乗前の腹ごしらえにもぴったり。
おすすめメニュー:かけうどん+天かすトッピング
シンプルながら出汁の旨みを堪能できる一杯。天かすやネギはセルフでカスタマイズ可能。
- 住所:福岡空港 国内線旅客ターミナルビル 2F
- アクセス:地下鉄「福岡空港駅」直結
- 営業時間:7:00〜21:00
まとめ|福岡うどんの魅力、堪能してみては?
福岡市内には、気軽に立ち寄れる老舗から、個性的な進化系うどんまでバラエティ豊かな名店が点在しています。観光のついでに食べるのも良し、わざわざ足を運ぶ価値もあり。“コシがない”のではなく、“やわらかい”ことに意味がある福岡のうどん文化、ぜひ一度体験してみてください。
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